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トピック 絹に関わる人 シルクデザイナー「加藤なぎさ」9

インタビューを通じて、素材としての絹のすばらしさをお伝えします。

シルクデザイナー・加藤なぎささんにお話を伺います。

第9回目も、「 シルク商品の普及には、どのようなアピールが有効か 」についてお聞きしました。

シルク商品は、どのようなアピールしていけばいいとお考えですか?

 

 現在、弊社の商品は、百貨店に卸しているのですが、新しい赤ちゃん向けシリーズからは思い切って直販だけにして、中間マージンをカットして、本当に欲しい人が、すごく頑張らなくても手に入れられるようなラインアップにしています。他の素材より値段が高いのは仕方がないのですが、シルクは高級だから、で諦めず、一歩覆す動きをしていかなければいけないな、と思います。薄利でも、たくさんの人が使ってくれて、会社がつぶれなければ思いは果たせるなと。その先に純国産シルクのよさに耳を傾けてもらえる世界があると思います。それともう一点、海洋汚染の原因となるマイクロプラスチックを生む合成繊維のデメリットも、皆さん、少しずつ気づきだしています。ですので、天然繊維に立ち返るというのも、今、大事な動きになっているのです。

天然繊維の中でもシルクは、より人肌に近いという優位性がありますので、ぜひ選んでいただきたい。今、“環境問題”という大きな課題の中にあっても、シルクをしっかりと広めていく時期かなと思っています。

これからもご活躍楽しみにしております。ありがとうございました。

【 株式会社エレグランス 代表取締役 加藤なぎさ 】

1979年8月8日生まれ・福岡県出身

大学卒業後、地元プロ野球球団のダンシングチームを経て、メーカー受付担当として従事。その後、マーケティン部広報担当として勤務。

結婚と同時に退職し、エプロンブランド「エレグランス」を立ち上げ、2013年法人化。現在は、中小企業・サービス業に向けた制服エプロンのオーダーメイドデザイン企画により、受注生産を伸ばしている。

2016年エプロン生産の過程で「洗濯機で洗えるシルク」に出会い、自身のアトピー経験からシルク製のベビー肌着を開発、「TAMAMONO」ブランドを発表。

現在では「はたらく人を元気にするオリジナルエプロンを広げる」「洗濯機で洗えるシルクインナーを肌着のスタンダードにする」ことを目指しております。

TAMAMONO HP  http://tamamono.co.jp

はたらく人をかがやく人に 業務用に特化したオーダーメイドユニフォームエプロンELEWORK     

HP https://elework.jp

かわいいエプロンエレグランスHP http://elegrance.com