


トピック 絹に関わる人 シルクデザイナー「加藤なぎさ」9

トピック 絹に関わる人 シルクデザイナー「加藤なぎさ」8

インタビューを通じて、素材としての絹のすばらしさをお伝えします。
シルクデザイナー・加藤なぎささんにお話を伺います。
第5回目は、「 仕事で絹を使用した時の優位性 」についてお聞きしました。
仕事上でのシルクの優位性についてお聞かせください。
やはり、肌に優しいことですね。特に夏などは、着たらすぐに分かります。綿やポリエステルですと、汗が冷えて、すぐに寒くなります。ところが、シルクは、着ていても寒くならないんです。それは、汗を放出する力や、一定の温度を保つ機能が優れているからだと思います。
もともと、TAMAMONO製品の出発点は、赤ちゃん用の肌着。十月十日(とつきとおか)、お母さんのおなかの中で守られていた赤ちゃんが、細菌とか、すごくいろいろなものがある世界に生まれてくるわけです。そんな中、赤ちゃんをシルクで包んであげる……。それは、とりもなおさず、お母さんの肌に触れているのと近い感覚である、と私は仮定しています。シルクが、人の肌に近いアミノ酸でできていることからも、現実的なことなのです。
そういった意味において、人が、生まれてから老いていくまで、長い間着ていけるという優位性が、シルクにはあるのかなと思っています。
改めて、シルクは大切にすべきだと感じました。 ありがとうございました。
次回は、「 シルクの商品開発で価値を感じる場面 」について伺います。
(更新予定 2 / 4)
【 株式会社エレグランス 代表取締役 加藤なぎさ 】
1979年8月8日生まれ・福岡県出身
大学卒業後、地元プロ野球球団のダンシングチームを経て、メーカー受付担当として従事。その後、マーケティン部広報担当として勤務。
結婚と同時に退職し、エプロンブランド「エレグランス」を立ち上げ、2013年法人化。現在は、中小企業・サービス業に向けた制服エプロンのオーダーメイドデザイン企画により、受注生産を伸ばしている。
2016年エプロン生産の過程で「洗濯機で洗えるシルク」に出会い、自身のアトピー経験からシルク製のベビー肌着を開発、「TAMAMONO」ブランドを発表。
現在では「はたらく人を元気にするオリジナルエプロンを広げる」「洗濯機で洗えるシルクインナーを肌着のスタンダードにする」ことを目指しております。
TAMAMONO HP http://tamamono.co.jp
はたらく人をかがやく人に 業務用に特化したオーダーメイドユニフォームエプロンELEWORK
かわいいエプロンエレグランスHP http://elegrance.com