


トピック 絹に関わる人 シルクデザイナー「加藤なぎさ」9

トピック 絹に関わる人 シルクデザイナー「加藤なぎさ」8

インタビューを通じて、素材としての絹のすばらしさをお伝えします。
シルクデザイナー・加藤なぎささんにお話を伺います。
第4回目は、「 シルクは特別な繊維なのか? 」についてお聞きしました。
加藤さんは、シルクは特別な繊維だと思われますか?
はい、特別な繊維だと思います。人の肌に一番近い成分というのが、まず特別なのですが、シルクに関わっていくと、シルクは単にアパレルではなくて、“日本文化”だなと感じる瞬間がたくさんあります。関わってくださる工場の方たちの技術的な要素や思い入れもそうですが、日本人の魂であるとさえ感じることがあります。 “衣食住”に例えると、“食”は、天皇陛下が稲作をされること。“住”は、伊勢神宮や出雲大社が遷宮によって、本殿などの修造工事により“匠の技”を伝えています。そして、“衣”は代々皇后陛下が養蚕に関わられることからも拝察できるよう、シルクだと思います。お蚕様の命を大切に育み、いただくこと。ほかの繊維とは存在の貴重性も異なります。私の中で、シルクをすごく特別に感じているというのは、今お話ししたような理由です。
日本の“衣食住”の中で、“日本人のスピリットが入った繊維”というのがシルクであり、それは特別なものなのです。
改めて、シルクは大切にすべきだと感じました。 ありがとうございました。
次回は、「 仕事で絹を使用したときの優位性 」について伺います。
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【 株式会社エレグランス 代表取締役 加藤なぎさ 】
1979年8月8日生まれ・福岡県出身
大学卒業後、地元プロ野球球団のダンシングチームを経て、メーカー受付担当として従事。その後、マーケティン部広報担当として勤務。
結婚と同時に退職し、エプロンブランド「エレグランス」を立ち上げ、2013年法人化。現在は、中小企業・サービス業に向けた制服エプロンのオーダーメイドデザイン企画により、受注生産を伸ばしている。
2016年エプロン生産の過程で「洗濯機で洗えるシルク」に出会い、自身のアトピー経験からシルク製のベビー肌着を開発、「TAMAMONO」ブランドを発表。
現在では「はたらく人を元気にするオリジナルエプロンを広げる」「洗濯機で洗えるシルクインナーを肌着のスタンダードにする」ことを目指しております。
TAMAMONO HP http://tamamono.co.jp
はたらく人をかがやく人に 業務用に特化したオーダーメイドユニフォームエプロンELEWORK
かわいいエプロンエレグランスHP http://elegrance.com