
2020年11月11日
シリーズ和装の人たちシーズン2 加賀ゆびぬき講師・絹糸アクセサリー作家「千明 幸代」最終回
「和装の人たち シーズン2」の3人目は、加賀ゆびぬき講師で絹...
インタビューを通じて和装の着こなし方、素材として絹の素晴らしさ、日本の伝統についてお伝えして行きます。
前回に続き、コーチ・小堤明子さんにお話を伺います。
第8回目は、「 学校教育における蚕のはなし 」についてお聞きしました。
息子さんの学校の授業で蚕にまつわるお話があるそうですが、お聞かせいただけますか。
小学校3年生の息子が、理科の授業で蚕(かいこ)を飼っているんです。
月曜から金曜は学校ですが、週末には家に持って帰っています。子どもたち、一人2、3匹、牛乳パックの中で、幼虫を育てているみたいです。幼虫は意外とかわいいのですが、これが家の中を歩いているのを想像すると、少し嫌だなと思いました(笑)。えさは、桑の葉も食べさせているようですが、自宅へ持って帰ったときは、固形のえさを食べさせていました。
ある日、自宅へ持って帰ったときに、幼虫が繭になっているのを初めて見たんです。そしてその後も、繭の様子を、つど息子が報告してくれました。このあと、繭は学校でゆでてくれて、糸が少し取れるようです。幼虫からの過程を見ている息子には、最後までしっかり見届けて欲しいなと思います。
私自身、繭を見たとき、命を頂いて絹の着物を着てるんだな、と実感できましたし、着物について、いろいろと思い直すきっかけにもなりましたね。
絹も、“命の賜物”なのですね。ありがとうございました。
次回は、「 皆さんにお伝えしたいこと 」についてお聞きします。
(更新予定 10 / 24)
【小堤 明子(こづつみ あきこ)】
●プロフィール 慶應義塾大学理工学研究科卒業後、精密機器メーカーに勤務。 2013年、17年間務めた会社を退職。 同年から、陸前高田応援団という名前で岩手県陸前高田市の東日本大震災からの復興を応援している。 2014年、コーチングで自らの人生が大きく変わる経験をし、2016年プロコーチとなる。 2017年、プロコーチ養成講座「2017年度下期 苫米地英人アカデミー」修了。 現在、プロコーチとして、セミナー講師、お茶会、パーソナルセッション等を行っている。