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シリーズ和装の人たち コーチ「小堤明子」4

インタビューを通じて和装の着こなし方、素材として絹の素晴らしさ、日本の伝統についてお伝えして行きます。
前回に続き、コーチ・小堤明子さんにお話を伺います。

第4回目は、「 着物を着てコーチングをするようになった理由について2 」についてお聞きしました。

小堤さんは、着物を着てコーチングをされているとのことですが、そのきっかけは?

習うと全然違いました。着物って、楽で崩れないような着方があるのですね。先生に習ったことで、着る時間が早くなり、着方も決まるようになりました。もちろん、楽で崩れません。最初は、自分で買った木綿の着物を着ていたのですが、レッスンを進めていくうちに、小紋や訪問着といった絹の着物も着られるようになりました。先生に着付けを習ったことは、私にとって非常に大きかったですね。

コーチとして活動を始めるころには、きちんとした外出はほぼ着物でしたので、着物を着てコーチングをするようになったのは自然な流れでした。コーチングの先生からも、着物の先生からも、着物での活動を勧められました。「着物をきちんと着ている人は、安心感がある人」と言われます。

自分でも、着物を着ているときはしっかりして、自分が確かな存在であると感じます。とてもいい状態になるんです。コーチングは、コーチ自身の状態がクライアントさんへ直接影響するものなので、自分がいちばんいい状態でクライアントさんにお会いすることを大切に思い、着物を着ています。

着物は、精神的にもいい影響があるのですね。ありがとうございました。

次回は、「 着物を着るようになってから変わったこと 」についてお聞きします。
(更新予定 9 / 26)

【小堤 明子(こづつみ あきこ)】

●プロフィール 慶應義塾大学理工学研究科卒業後、精密機器メーカーに勤務。 2013年、17年間務めた会社を退職。 同年から、陸前高田応援団という名前で岩手県陸前高田市の東日本大震災からの復興を応援している。 2014年、コーチングで自らの人生が大きく変わる経験をし、2016年プロコーチとなる。 2017年、プロコーチ養成講座「2017年度下期 苫米地英人アカデミー」修了。 現在、プロコーチとして、セミナー講師、お茶会、パーソナルセッション等を行っている。

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