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シリーズ和装の人たち コーチ「小堤明子」3

インタビューを通じて和装の着こなし方、素材として絹の素晴らしさ、日本の伝統についてお伝えして行きます。
前回に続き、コーチ・小堤明子さんにお話を伺います。

第3回目は、「 着物を着てコーチングをするようになった理由について1 」についてお聞きしました。

小堤さんは、着物を着てコーチングをされているとのことですが、そのきっかけは?

以前から女性の身体に興味があり、女性の保健を専門とする三砂ちづるさんの著書を読んでいました。『きものとからだ』 (光文社新書)という本に、“大学で、着物を着て講義している……”と書いてありました。今の時代に着物で暮らしている人がいる、と知り、そのように自分も生きていけたらいいな、と思ったのがきっかけです。本を読んだときは会社員でしたので、なかなか着物を着る機会がありませんでした。実際に着られるようになったのは、2013年に会社を辞めてからです。それから、Webを見ながら独学で着始めました。今思うと、きれいな着方ではなかったですが、着ること自体は、さほど苦労はありませんでした。とりあえず、着物を着て外へ出る、ということができましたので、すごく楽しかったです。2015年くらいに、あるセミナーに行ったときに、同じ参加者の方に声をかけられたんですね。その方は、雅叙園で着付けをされていた方で、「教えてあげましょうか?」と言われたので、個人で習うことにしました。

心に残る本と、着付けの先生との出会いがあったのですね。ありがとうございました。

次回は、「 着物を着てコーチングをするようになった理由 2 」についてお聞きします。
(更新予定 9 / 19)

【小堤 明子(こづつみ あきこ)】

●プロフィール 慶應義塾大学理工学研究科卒業後、精密機器メーカーに勤務。 2013年、17年間務めた会社を退職。 同年から、陸前高田応援団という名前で岩手県陸前高田市の東日本大震災からの復興を応援している。 2014年、コーチングで自らの人生が大きく変わる経験をし、2016年プロコーチとなる。 2017年、プロコーチ養成講座「2017年度下期 苫米地英人アカデミー」修了。 現在、プロコーチとして、セミナー講師、お茶会、パーソナルセッション等を行っている。

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