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シリーズ:和装の人たち 和装コンサルタント 「上杉惠理子」8

前回に続き、和装イメージコンサルタント・上杉惠理子さんのお話をご紹介します。

今回は、生徒さんの年齢層と習うきっかけについてお聞きします。 

生徒さんは、主にどのような方向に進まれるのでしょうか?

着物は奥が深いので、皆さん、いろいろな方面へ行かれますね。
コーディネートの方面へ行ったり、着物の柄のほうへ突き進む方、染色の世界やお茶の世界など、伝統芸能へ向かわれる方……。着物をきっかけに、世界が広がるようです。個性的な着こなしをしてみたり、洋服とミックスして着られる方とかもいます。


着物を着ている女性は、エスコートもされやすいし、コミュニケーションもしやすくなるようです。例えば、お母さんの着物を着るようになって、お母さんとの会話が増えたり、ご主人のお母さんの着物を着るようになって、ご主人との会話も増えたり……。デートのときに連れていってくれるお店のランクが上がったり、なんていうこともあるようです(笑)。 


個人の起業家さんでは、着物をユニフォームにしている方もいます。
いろいろな方がおられますが、着物を着るようになると、行く場所も変わるし、会う人も変わってくるようです。      
着物を通して人生が変わるなんて、すてきですよね。  

          

皆さん、着物を通して、ご自身の生活を楽しまれているのですね。ありがとうございました。

次回は、「 着物の素材や歩き方 」について、伺います。
(更新予定 9/17)

【上杉惠理子】

『和創塾〜きもので魅せる もうひとりの自分〜』主宰。日本初の和装イメージコンサルタント。ぽっちゃり体型と黒い服ばかり着るファッションセンスの無さという外見コンプレックスを、きもので解消し、きものの魅力にのめり込む。ひとりひとりの魅力を引き出す最強の自己表現ツールとして、きものの選び方やコーディネート、着方などを提案している。

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