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シリーズ:和装の人たち 和装コンサルタント 「上杉惠理子」 4

前回に続き、和装イメージコンサルタント・上杉惠理子さんのお話をご紹介します。

今回は、 アメリカから帰国してからのことを伺いました。

前回は、アメリカでのエピソードをお聞きしましたが、帰国後はいかがでしたか?

アメリカから帰って着付けを習いに行き、一人で着物を着られるようになりました。そうしたら、すっかり着物にハマってしまいました。

当時、私はぽっちゃり体型で黒づくめの服ばかり選んでしまう外見コンプレックスのカタマリでした。ところが着物を着るだけで会う人から褒められ、ぽっちゃりした体型もちょうど隠れてしまうので「痩せなくても、今のままの自分で良いんだ」と思えるようになりました。そうしたら、本当に痩せました(笑)。ダイエットはメンタル、セルフイメージが大事なんだと思いましたね(笑)。

私のセルフイメージの低さを、着物は上げてくれましたし、洋服だと絶対選ばなかったピンクや花柄の着物も着るようになりました。自分に似合う色味の着物を選ぶと、肌もとてもキレイに見えることにも気がつきました。それからは、いろいろな色の着物を着てみるようになりました。エメラルドグリーンの色無地なども着るようになったんです。まさか、そんな色の着物を着るようになるなんて、以前の私からしたら考えられませんでした。その着物は現在、大切なイベントがあるときに、“勝負着物”としてよく着るようになっています。

着物の色や柄も、大きな魅力ですね。ありがとうございました。

次回は、「 着物の購入先」について、伺います。
(更新予定 8/20)

【上杉惠理子】

『和創塾〜きもので魅せる もうひとりの自分〜』主宰。日本初の和装イメージコンサルタント。ぽっちゃり体型と黒い服ばかり着るファッションセンスの無さという外見コンプレックスを、きもので解消し、きものの魅力にのめり込む。ひとりひとりの魅力を引き出す最強の自己表現ツールとして、きものの選び方やコーディネート、着方などを提案している。

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