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シリーズ:和装の人たち 和装コンサルタント 「上杉惠理子」 3

前回に続き、和装イメージコンサルタント・上杉惠理子さんのお話をご紹介します。

今回は、 着物とのおつきあいのきっかけについてお聞きしました。

上杉さんが着物とおつきあいを始めたのは、どういうきっかけだったのでしょうか。

23歳のとき、大学の交換留学で、アメリカのテキサスで約一年過ごしました。そのときの国際交流イベントで、「日本人の女の子は浴衣を着よう」となったことが、私の着物との出会いになりました。そのときの私はまだ自分で浴衣も着ることができませんでしたので、日本人留学生の友人に着せてもらいました。着せてもらいながら、「着物は、習えば一人で着ることができるんだ」と、軽い気持ちで思ったものです。着たときの現地での反応は、すごくよかったですね。浴衣を着ることで話のきっかけもできましたし、すぐに日本人と認識もしてくれました。着物は、海外でのコミュニケーションツールとして最強だと実感しました。

また、私はどうしても現地の女性より幼く見えてしまうタイプなのですが、「海外に出ても“大人の日本女性として最高の第一印象をつくる服装”が着物」だとも感じました。

そのとき、「日本に帰ったら、絶対に着物の着付けを習いに行こう!」と思いましたね。

着物は、海外でも強力なパワーを発揮するのですね。ありがとうございました。

次回も、「 アメリカからの帰国後 」について、伺います。
(更新予定 8/6)

【上杉惠理子】

『和創塾〜きもので魅せる もうひとりの自分〜』主宰。日本初の和装イメージコンサルタント。ぽっちゃり体型と黒い服ばかり着るファッションセンスの無さという外見コンプレックスを、きもので解消し、きものの魅力にのめり込む。ひとりひとりの魅力を引き出す最強の自己表現ツールとして、きものの選び方やコーディネート、着方などを提案している。

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