日本の絹を「知る」「学ぶ」「楽しむ」総合情報サイト

シリーズ和装の人たち 俳優「慈五郎」8

インタビューを通じて和装の着こなし方、素材として絹の素晴らしさ、日本の伝統についてお伝えして行きます。
前回に続き、バンド“破天航路”のステージで殺陣、剣舞を披露するなど広く活躍中の、慈五郎さんのお話をご紹介します。

今回は、「 ふだん着としての着物 」についてお聞きしました。

慈五郎さんは、ふだん、プライベートで着物を着ることはあるのですか?

うーん、地元の祭りに行くときとか……浴衣ですかね。そのほかは……、ないですね……。専ら舞台で着るだけですね。逆にいうと、ふだん舞台で着ているから、プライベートのときまでは着ない、というところでしょうか(笑)。
誰かの結婚式とか、何かのイベントのときなど、大抵余興を頼まれるので、着物を持っていくことはありますが、着ていくこともないですね。
夏に、若い人が浴衣を着て電車に乗ってくることがたまにありますが、そんなとき、すごく気になるんです(笑)。着物について知らなかったら、気にならないのでしょうが、私は知ってしまっているんで、もっときちんと着こなしてほしいなとか思ってしまいます(笑)。まあ、おしゃれに着物を着こなせたら、日本人として最高に格好いいと思いますけどね。
近年、舞台を見に来てくださるお客様も、外国の方が増えてきました。一緒に写真を撮りたいと希望される方も多く、ご自分で着物を着てみたいという方もおられます。そんなとき、着物に魅力を感じているんだなあと、しみじみ感じます。

外国の方が、着物に魅力を感じてくれるのはうれしいことですね。ありがとうございました。

次回は 「 着物のおもしろさ 」についてお送りします。
(更新予定8/15)   

【慈五郎】

1981年10月19日 A型 2002年 銀座博品館劇場での舞台『丹下左膳』にて初舞台を踏む。 2006年に演劇パフォーマンスユニット THE☆JACABAL’Sを立ち上げ時代劇を中心に公演を打ち最近ではアメリカのノースカロライナ州で行われるアニメイズメントに毎年ゲスト参加やマッスルミュージカルなどにも出演。 2016年には作曲家でありベーシストのSADAと 生バンドと殺陣や剣舞や日本舞踊によるパフォーマンスチーム破天航路を結成。 フランス イギリス 中国 ニュージーランド等 国内外問わず活動の場を広げる一方で俳優として映画『キングダム』やTVドラマ『BG~身辺警護人~』『アカギ』『大全力疾走』など映像の作品にも活躍の場を広げている。 2019年 10月2日~6日では主演舞台『道雪』が決まり現在注目の1人。

ホームページ:http://hatenkohro.com