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シリーズ和装の人たちシーズン2 加賀ゆびぬき講師・絹糸アクセサリー作家「千明 幸代」4

「和装の人たち シーズン2」の3人目は、加賀ゆびぬき講師で絹アクセサリー作家の千明幸代さんです。

第4回目は、「着物について」のお話を伺いました。

千明さんは本日着物をお召しですが、ふだんも着物が多いのですか?
 着物を着るようになったのは、10年ほど前からでしょうか。それまでは、成人式のときでも、振袖とかも着ませんでしたね。それが、好きな花柄のものとかいろいろ見ていくうちに、かわいいなと思うようになって、それからですね。
 着物は、一式そろえるにしても高価だという先入観がありましたが、実際は、フリーマケットとかも利用しまして、手の届く範囲でそろえることができました。そこから、すっかり着物にはまってしまいました。
着付けも、お教室に通って教えていただいて、基本的なことはできるようになりました。
 ふだんは、加賀ゆびぬきの講師のときと、販売するときに着物を着ています。そのほかのときは洋服です。

千明さんは、加賀ゆびぬき以外にも、絹糸で作ったアクセサリーも販売されているのですよね。
 はい。絹糸でピアスなどのアクセサリーをいろいろ作って、デパートや商業施設の催事やハンドメイドマーケットなどで販売しています。また、委託販売やネット通販も行っています。
 店頭では、加賀ゆびぬき単体ですと、どのように使っていいか分からないということもありますので、ストラップをつけて指にはめて、携帯電話の落下防止に利用するなどのアイデアもご提案しています。
 加賀ゆびぬきのミニチュア版もあります。小さいですけど、普通の加賀ゆびぬきと同じくらいの製作時間がかかります。ほかにも、木製のビーズに絹糸を巻き付けて作ったアクセサリーも、かなり人気ですね。金具を付けてピアスやイヤリングに仕立てています。
 絹糸のアクセサリーは、特に外国の方々に人気が高く、お土産として購入していただいています。

絹糸のアクセサリーも、国際的なのですね。
ありがとうございました。

次回、最終回は、千明さんからのメッセージをお届けします。お楽しみに。

千明幸代さん プロフィール
10年間の公務員生活を経て、加賀指ぬき職人へ
絹糸の繊細さに魅せられて、指ぬきをアレンジした小物を製作したり、組紐や絹糸を用いたアクセサリーも手掛けている。
2018年から百貨店や商業施設での催事や委託販売、講師としても活動している。

ゆびぬき堂
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ネットショップ
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