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シリーズ和装の人たちシーズン2 加賀ゆびぬき講師・絹糸アクセサリー作家「千明 幸代」1

「和装の人たち シーズン2」の3人目は、加賀ゆびぬき講師で絹アクセサリー作家の千明幸代さんです。

第1回目は、「仕事について」のお話を伺いました。

まず、千明さんがされているお仕事についてお聞かせくださいますか。
 今、ヴォーグ学園と(株)カルチャーいうところで加賀ゆびぬきの講師をしているのと、絹糸で作成したアクセサリーを販売しています。

いつごろから、そういったお仕事を始められたんでしょうか。
 そうですね、最初にアクセサリーを作り始めたのは7〜8年前なんですけど、その当時は、保育士をしていました。それを退職しまして、本格的に作り始めたのは3年ほど前からです。
 もともと何かを作るのが好きだったのですが、編み物や手芸などをやっていく中で、加賀ゆびぬきがいちばんしっくりきました。それはなぜかというと、絹糸の質感に癒しを感じたのと、線だったものが面になっていき、さらに模様になっていくというところが楽しかったからです。色合わせも、糸の色を一つ変えるだけで雰囲気が違ってきますので、それも魅力に感じました。絹糸の持つつや感にも引かれましたね。

加賀ゆびぬきとの出会いは?
 加賀ゆびぬきの存在自体、出会うまではまったく知りませんでした。本当にたまたま、何かの雑誌で加賀ゆびぬきが並んでいる写真を見たんです。そのとき、すごくかわいいなと思いました。宝石のような輝きもあるし、陶器のようでもあるし、細かい柄もたくさんあって、不思議な魅力を感じました。そのうち、加賀ゆびぬきの製作キットが売られているのを知りました。作るのに特別な道具もいりませんでしたので、手に取りやすかったですね。それが、先ほどお話しした7〜8年前のことでした。

7〜8年前に加賀ゆびぬきとの運命的な出会いがあったのですね。
ありがとうございました。 

次回は、加賀ゆびぬきについて詳しくお聞きしていきます。お楽しみに。

千明幸代さん プロフィール
10年間の公務員生活を経て、加賀指ぬき職人へ
絹糸の繊細さに魅せられて、指ぬきをアレンジした小物を製作したり、組紐や絹糸を用いたアクセサリーも手掛けている。
2018年から百貨店や商業施設での催事や委託販売、講師としても活動している。

ゆびぬき堂
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ネットショップ
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