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シリーズ和装の人たち 俳優「慈五郎」2

インタビューを通じて和装の着こなし方、素材として絹の素晴らしさ、日本の伝統についてお伝えして行きます。
前回に続き、バンド“破天航路”のステージで殺陣、剣舞を披露するなど広く活躍中の、慈五郎さんのお話をご紹介します。

今回は、「着物を通して広がった人間関係」についてお聞きしました。


着物を着るようになって、どのような「出会い」がありましたか?

最近、「破天航路」のメンバーとニュージーランドに行きました。ニュージーランドには、”Hills Hats “という、150年くらいの歴史を持つ老舗の帽子屋さんがあるんです。”Hills Hats “では、大物芸能人がかぶる帽子も手がけているんですが、そこの職人さんとつながりを持つことができました。また、ニュージーランドには『キモノコラボ』というブランドもあります。コリンズ紀子さんという日本人の方が始めたブランドなんですけど、 「着物としての価値のなくなった古着の着物に、着物の基本的な知識を習得していただいた上で、 海外のデザイナーやアーティストとコラボをして、新しい息を吹き込むプロジェクト」です。 その方が、和柄の素材を着やすい衣装に リユース して、「破天航路」に提供してくださいました。さらに、『ヒルズハット』と『キモノコラボ』がコラボレーションして、帯でできた帽子を作るなど、人間関係の輪は大きく広がりました。

それはすごいですね。ありがとうございました。


次回は 「 着物を着るときの工夫 」についてお送りします。
(更新予定7/4)

   

【慈五郎】

1981年10月19日 A型 2002年 銀座博品館劇場での舞台『丹下左膳』にて初舞台を踏む。 2006年に演劇パフォーマンスユニット THE☆JACABAL’Sを立ち上げ時代劇を中心に公演を打ち最近ではアメリカのノースカロライナ州で行われるアニメイズメントに毎年ゲスト参加やマッスルミュージカルなどにも出演。 2016年には作曲家でありベーシストのSADAと 生バンドと殺陣や剣舞や日本舞踊よるパフォーマンスチーム破天航路を結成。 フランス イギリス 中国 ニュージーランド等 国内外問わず活動の場を広げる一方で俳優として映画『キングダム』やTVドラマ『BG~身辺警護人~』『アカギ』『大全力疾走』など映像の作品にも活躍の場を広げている。 2019年 10月2日~6日では主演舞台『道雪』が決まり現在注目の1人。

ホームページ:http://hatenkohro.com