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シリーズ和装の人たちシーズン2 デザイナー「泉千景」1

和装のバッグなどのデザイナーとしても活躍されている泉千景さんにお話を伺いました

本日はよろしくお願いいたします。

まずは泉さんがされているお仕事と着物との関わりについて、お聞かせください。

 普段はグラフィックデザインやイベント、百貨店のディスプレイのデザインなどをメインに仕事をしていますが、着物が趣味ということもあって、着物に合う一閑張り(紙漆細工)のバックなどを作るようになりました。

 着物関係の友人も多いので、彼らと一緒に出かけるときは必ず着ていますし、ふだん家にいるときも着物で過ごすことも多いですね。

着物がお好きなんですね。それは昔からですか?

 子どものころからお茶を習ってたので、それが始まりですね。
 祖母も着物が好きだったので、その影響も大きかったと思います。
 母は美容師でしたので、着付けをしたりもしていました。
 母自身は着物をあまり着たりはしないのですが、購入するのが好きな人でした。
 帯などは、「いつか娘が使うだろう」と、たくさん買っていましたね。

なるほど。昔から着物が身近にある環境だったんですね

 ただ、私は母と好みが違うので、子どものころはあまり着物は着なかったんですが、大人になってからは、母が買ってくれたものを取り合わせて着たりしています。
 今は、アンティークのものを購入したり、新しいものを着物屋さんであつらえたりしています。

それが制作の原点なんですね。ありがとうございます。
次回は、現在お持ちのお着物についてお聞きします。


泉千景さん プロフィール

和装小物制作デザイン
アートディレクター、着付け技能士 泉千景デザイン事務所代表
武蔵野美術短期大学 卒業
伊勢丹新宿店、西武百貨店等のウィンドーディスプレイデザイン、広告、カタログ、ステーショナリーメーカーの商品開発等のディレクション、デザインを手がける。 「ないものはつくる」が信条。
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