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シリーズ和装の人たち 俳優「慈五郎」10

インタビューを通じて和装の着こなし方、素材として絹の素晴らしさ、日本の伝統についてお伝えして行きます。
前回に続き、バンド“破天航路”のステージで殺陣、剣舞を披露するなど広く活躍中の、慈五郎さんのお話をご紹介します。

第10回目の最終回は、「これからの抱負」についてお聞きしました。

慈五郎さんの、これからの抱負をお聞かせください。

私たちのバンド「破天航路」は、時代劇というと、ちょっと敷居が高い、何か難しそうというイメージが強い中で、もっと分かりやすく、演劇と音楽を組み合わせて表現してみたらどうだろうということで活動してきました。
よく“型破り”といいますが、型がしっかりあって、それを破るから型破りなのです。ところが中には、型がないのに手を出してしまった“時代劇風”のものも見受けられます。しかし私たちは、伝えたいことをしっかり伝えられるような、本当の意味での“型破り”な活動を目指しています。時代劇のいいところを生かして、そこに新しいものを取り入れたエンターテインメントを作り上げていきたいと思っています。そしてそれが、日本の文化継承と発展のための貢献につながっていけば最高ですね。

10回にわたり、興味深いお話をありがとうございました。

【慈五郎】

1981年10月19日 A型 2002年 銀座博品館劇場での舞台『丹下左膳』にて初舞台を踏む。 2006年に演劇パフォーマンスユニット THE☆JACABAL’Sを立ち上げ時代劇を中心に公演を打ち最近ではアメリカのノースカロライナ州で行われるアニメイズメントに毎年ゲスト参加やマッスルミュージカルなどにも出演。 2016年には作曲家でありベーシストのSADAと 生バンドと殺陣や剣舞や日本舞踊によるパフォーマンスチーム破天航路を結成。 フランス イギリス 中国 ニュージーランド等 国内外問わず活動の場を広げる一方で俳優として映画『キングダム』やTVドラマ『BG~身辺警護人~』『アカギ』『大全力疾走』など映像の作品にも活躍の場を広げている。 2019年 10月2日~6日では主演舞台『道雪』が決まり現在注目の1人。

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