日本の絹を「知る」「学ぶ」「楽しむ」総合情報サイト

宝絹 -takaraginu- とは

かつて日本の近代化を支えた絹産業が、海外への生産移転や生糸輸入により、今、危機に瀕しています。 現在絹製品に占める純国産絹の割合は、わずか約1%(0.6%)にとどまっています。
そこで、絹製品の生産・販売に携わる蚕糸・絹業の関係者は、互いに手を取り合い、国産の繭・生糸を使った魅力ある純国産絹製品をつくる努力を重ねています。
桑を食んでたいせつに育てられた蚕が繭となり、繊細な紡ぎや織りを経て絹糸そして反物になるその過程を含めて、純国産絹は日本の宝「宝絹」と称することができるでしょう。
この宝ものがこれからも末永く皆さまの暮らしに生き続けるように、純国産絹を守り、その魅力を消費者の皆さまにお伝えする活動を行っています。


純国産絹マークについて

純国産絹マークとは、その絹製品が、国産の繭・生糸だけを使って製造された純国産の絹製品であることが消費者に一目で分かるようにするためのマークです。
このマークには、繭生産、製糸、製織、染色・加工その他を誰が行ったのかなど、つくり手の顔が見える絹製品の生産履歴が書かれています。