純国産宝絹

絹にまつわる「ヒト」「コト」「モノ」

SEASON 1-3. 西陣織会館の「モノ」

世界的な織物ブランド「西陣織」の広報と観光の拠点である西陣織会館。 そこで行われている純国産絹への取り組みについて取材しました

 西陣織会館では、約30人いる女性スタッフの技術と感性を活用して、純国産絹を使った商品開発を行っています。その開発商品の中でいちばん人気が、写真のマフラーです。
 このマフラーは、前回ご紹介した「太繊度低張力糸(ふとせんどちょうりょくし)」を使い、同館が製織しています。軽くて柔らかいので夏は涼しく冬は温かく、洗濯が簡単で清潔と言う理想的な品質の商品になっています。

経糸が仕掛けられた体験用の織機

 ちなみに、このマフラーは予約制の体験プログラムを利用して、自分で織ることもできます。何台かの織機の中から好きな色合いの経糸を仕掛けてある織機を選び、そこに自分が選んだ好きな色の横糸を通して織っていくと、世界で一つだけのオリジナルマフラーができあがります。
 1本織るのに3~4時間かかります。自分で織るとお値段は5,800円(税込)とお安くなります。

純国産の繭玉で作ったブローチは売店の人気商品の一つ。

 もう一つ、最近開発された期待の商品がこちら。マフラーと同じ糸で作った半幅帯です。
 紬や木綿の着物に似合うカジュアルな半幅帯は、帯結びも簡単です。
 「きもの離れが進む昨今、1人でも簡単に結ぶことができる帯から始めていただくことで、もっと気軽に和装の世界にアクセスしてもらえるのではないかと思い作ってみました」と大槻ゆづる館長は開発の背景を語ります。
 同会館では、他にも、試行錯誤しながら色々な商品を開発中だとか。技術と和装への愛情を持つ女性スタッフと広い売り場が、押しも押されもせぬ注目商品を生みだす日は、そう遠くないような気がします。

西陣織会館 住所:京都市上京区西堀川通り元誓願寺上る 竪門前町414番地 
☎ 075-451-9231
営業時間:10:00~18:00(12月29日~1月3日のみ休館
◆きものショー(1日6回開催・無料)、職人実演見学(無料)、
手織り体験(有料・要予約)、ショッピングなど。
http://www.nishijinori.jp/