世界文化遺産 富岡製糸場

2014年6月、蚕糸・絹業に携わる私たちに嬉しいニュースが飛びこんできました。「富岡製糸場」の世界文化遺産の正式決定です。
富岡製糸場とは、明治政府の殖産興業政策により設立された官営模範工場で、日本の蚕糸業の発展に大きな影響を与え、民間へ払い下げられた後も一貫して製糸工場として機能し続けました。いわば日本の近代化、経済・産業発展の歴史を物語る証拠です。富岡製糸場は、歴史的・学術的に価値の高い文化遺産であり、平成26年度に登録されました。

往時をしのばせる建物は木骨煉瓦(もっこつれんが)造で建てられており、西洋の新しい材料である煉瓦を取り入れながら、屋根は伝統的な日本瓦で葺(ふ)かれています。また、最も原始的な繰糸である座繰りやフランス式繰糸器の実演なども行われており、現在でも自由に見学することができます。